一本の電話から始まった出動
「種類は不明なんですが、巣があるみたいで…」
そんな一本のお電話から、今回の現場はスタートしました。
今回は、先日ご依頼をいただき出動した「福岡市東区での空き家における蜂の巣駆除」のリアルな現場の模様を、ドキュメンタリー形式の現場レポートとしてお届けします。
「実家が空き家になっている」「最近、家の周りで蜂をよく見かける」という方にとって、決して他人事ではないリスクが詰まった現場でした。ぜひ最後までお読みいただき、早期発見・早期対策の重要性を知っていただければ幸いです。
1. 「種類は不明」片道2時間半の出動から始まった緊迫の1日
ご依頼主様からの第一声は、「福岡市東区にある実家の空き家に、どうやら蜂の巣ができているようだ。ただ、徒歩10分のところに住んでいるので10日に一回程度行く、蜂の種類や正確な巣の大きさは分からない」というものでした。
蜂の駆除において、「種類が分からない」というのは決して珍しいことではありません。しかし、相手がアシナガバチなのか、あるいは非常に攻撃性の高いスズメバチなのかによって、こちらの準備や心構えは180度変わります。私たちは最悪の事態(凶暴なキイロスズメバチやオオスズメバチの巨大な巣)を想定し、あらゆる防護服や薬剤、高所作業用の機材を車に積み込みます。
■ 移動中も途切れさせない安心のコミュニケーション
現場までは、片道約2時間半のロングドライブ。移動時間が長くなればなるほど、待っているご依頼主様は「本当に来てくれるだろうか」「今どこまで来ているのだろう」と不安になるものです。
当社では、現場への移動中も随時、ご依頼主様と連絡を取り合うことを徹底しています。
「ただいま〇〇付近を通過しました。あと30分ほどで現地に到着いたします」
このように細かく進捗を共有することで、少しでもお客様の不安を解消できるよう努めています。今回も、到着予定時刻を正確にお伝えしながら、予定通りに福岡市東区の現地へと滑り込みました。
2. 到着後に判明した驚愕の事実:まさかの「3種複合巣」
現場に到着し、ご依頼主様(今回は立ち会いのため現地でお待ち合わせ)にご挨拶を済ませた後、防護服を着用する前にまずは遠目で状況確認(外周リサーチ)を行いました。
空き家状態になっているというその物件は、人の出入りが少ないこともあり、静まり返っていました。しかし、建物の周囲を注意深く観察した瞬間、私たちのプロとしての目にある違和感が飛び込んできました。1箇所だけではなく、複数の場所から異なる飛び方をする蜂が出入りしていたのです。
慎重に接近し、調査を進めた結果、驚くべき事実が判明しました。
├── 1. 玄関上:スズメバチ(※キイロスズメバチ系)
├── 2. 勝手口:ドロバチの巣
└── 3. 屋根付近:アシナガバチの巣
なんと、「3種類・3箇所同時発生」という、想定以上の複合巣だったのです。
■ なぜ、これほどまでに蜂が集まってしまったのか?
一般的な住宅で、これほど異なる種類の蜂が同時に巣を作るケースは多くありません。今回、これほどの複合巣が形成されてしまったのには、明確な理由がありました。
- 「空き家状態」という静寂: 人の出入りや生活音が全くないため、蜂にとっては天敵(人間)に脅かされる心配のない、究極に安全な場所になっていました。
- 庭の大きな樹木が“自然のシェルター”に: 敷地内には手入れがしばらくされていない大きな庭木が生い茂っており、これが強い風雨を遮る絶好の障壁(シェルター)として機能していました。
蜂にとって「雨風がしのげて、天敵が来ない場所」は、一等地中の一等地です。まさに蜂たちにとってのパラダイスと化していたのです。私たちは見つかった3箇所の巣だけでなく、さらに敷地内をくまなく一周して追加調査を行い、他の隠れた巣や、二次発生のリスクがないかを徹底的にチェックしました。
3. 前半戦:スズメバチおよびドロバチの迅速な封じ込め
状況が把握できたところで、いよいよ作業開始です。まずは最も危険度の高い、玄関上のスズメバチ(キイロスズメバチ系)の駆除から取り掛かります。


■ スズメバチ駆除:防護服に身を包んだスピード勝負
キイロスズメバチは非常に神経質で、巣に近づくだけで激しく威嚇し、集団で襲いかかってくる特徴があります。ここからは一歩も油断できません。厚手の専用防護服を隙間なく着用し、視界を確保した状態で巣へ接近します。
幸いにも、今回のスズメバチの巣は「手のひらサイズ」であり、まだ初期段階の巣でした。これが夏を過ぎてラグビーボール大にまで成長していると、数千匹の蜂が飛び交う命がけの作業になりますが、今回は早期発見が功を奏しました。
巣の出入り口を特定し、特殊な即効性薬剤をピンポイントで噴霧。蜂たちの動きを一瞬で止め、周囲に飛び散る隙を与えずに、素早く巣ごと袋に封じ込めて撤去しました。この間、わずか約30分。迅速な対応により、周囲に危険を拡散させることなく、最初の脅威を取り除くことに成功
■ 勝手口のドロバチ、そしてアシナガバチの順次処理
続いて、勝手口に作られていたドロバチの巣の処理に移ります。ドロバチはスズメバチに比べると攻撃性は低いですが、放置しておくと見栄えも悪く、やはり泥でできた頑丈な巣が建物を痛める原因になります。こちらも適切な薬剤を使用し、安全かつ短時間で綺麗に撤去を完了しました。
被害が最小限のうちに、広がる前に止める。これが害虫駆除の鉄則です。ここまでは順調に進行しましたが、本日の最難関はここからでした。
4. 後半戦:プロの技術が光る「屋根上のアシナガバチ駆除」
いよいよ最後の難関、屋根付近(二階部分)に作られたアシナガバチの巣の駆除に取り掛かります。
高所での蜂の巣駆除は、蜂そのものの危険性に加え、「墜落・転落のリスク」、そして「お客様の家財を傷つけてしまうリスク」という、二重三重のハードルが存在します。

■ 職人のこだわり:はしごの掛け方ひとつで家の寿命が変わる
屋根上にアプローチするため、ロングサイズのはしごを準備します。ここで、私たちが最も神経を使うのが「はしごを掛ける位置と角度」です。
★ここがプロの技術の見せ所!
一般の方は「はしごなんて壁に立てかけるだけでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、住宅の屋根や外壁は非常に繊細です。
- 瓦屋根の場合: はしごの先端が瓦の端に強く当たると、簡単に瓦が割れてしまいます。瓦が割れると、そこから雨水が侵入し、将来的な「雨漏り」の原因になります。
- 板金屋根(ガルバリウム鋼板など)の場合: 薄い金属でできているため、一点に荷重が集中すると、簡単に凹み(変形)や傷が生じてしまいます。
少しでも設置位置がズレたり、角度が急すぎたりすると、大切なお住まいを傷つけてしまいます。そのため、私たちは設置面に保護材(クッション材)を当て、建物の構造骨組み(強度が強い部分)にはしごが当たるよう、ミリ単位で慎重に設置位置を調整します。「絶対に家を傷つけない」という強い意志を持って足場を固めます。
■ 屋根部分へのアプローチ:スタッフの連携による完全駆除
安全確認が完全に取れたところで、経験豊富なスタッフがはしごを登り、屋根へと上がりました。
高所では、地上のように自由な体制が取れません。風の影響も受けやすい過酷な環境です。
スタッフは屋根の隙間に作られたアシナガバチの巣へ確実にアプローチ。周囲を飛んでいる戻り蜂(外出から帰ってきた蜂)も網で捕獲しつつ、巣を根こそぎ綺麗に駆除・撤去しました。
地上で見守るスタッフとの見事な連携により、無事にすべての蜂の巣を安全に駆除し終えることができました。
5. 駆除完了の最終確認:お客様の「安心」をカタチにするプロセス
すべての駆除作業が終了した後、私たちはすぐに道具を片付けることはしません。お客様に本当の「安心」をお届けするまでが、私たちの仕事だからです。
自宅でお待ちいただいていた依頼主様へご連絡を入れ、「すべての駆除作業が完了いたしましたので、ご確認をお願いいたします」とお伝えし、現場での最終立ち会い確認(検収)を行いました。
■ 「証拠」を見てもらい、その目で納得していただく
私たちは、以下の2点を必ずお客様ご自身の目で確認していただいています。
- 駆除した実際の巣を見ていただく: 「本当にスズメバチだったのか」「どれくらいの大きさだったのか」を、袋越しに安全な状態で確認していただきます。これにより、作業内容の透明性を担保します。
- 撤去後の設置箇所を見ていただく: 巣があった場所(玄関上、勝手口、屋根の上)を一緒に見上げていただき、跡形もなく綺麗に取り除かれていること、そして建物に一切の傷がないことを確認していただきます。
今回も、依頼主様から「わあ、本当に綺麗になくなっていますね!屋根の上の一番高いところまでしっかりやってもらえて、これで一安心です」と、心の底から安堵したような笑顔と温かいお言葉をいただくことができました。この瞬間こそが、片道2時間半かけて駆けつけた私たちにとって、最大の喜びであり励みになります。

6. 【必読】なぜ当社の「蜂駆除+庭木伐採セット」は圧倒的に安いのか?
最終確認が終わり、本来であればここで撤収となりますが、今回はもう一つ、ご依頼主様にとって非常に重要なご提案とお話をさせていただきました。
それが、冒頭でも触れた「庭の大きな樹木(蜂のシェルターになっていた木)」の対策についてです。
いくら今ある巣を綺麗に駆除しても、蜂にとって居心地の良い「生い茂った庭木」がそのまま残されていれば、来年また別の蜂がやってきて、同じ場所に巣を作る(二次発生・再発)リスクが非常に高い状態が続きます。特に空き家の場合は、誰も異変に気づかないため、次に見つけた時には手が付けられないサイズになっている危険性があります。
そこで当社では、蜂の巣駆除と同時に、原因となった庭木の伐採・剪定(せんてい)のご提案を行っています。そして、ここからが当社の大きな強みなのですが、「巣の駆除と一緒に依頼していただくと、割引価格(セット価格)にて伐採をお受けしている」のです。
■ 通常の業者に頼むと、なぜ高くなってしまうのか?
一般的に、家の周りの環境を整えようとすると、以下のような流れになります。
1. 蜂を発見 ──> 「蜂駆除業者」に依頼 ──> 駆除料金の支払い(出張費+作業費)
2. 庭木が原因と判明 ──> 「造園屋さん(植木屋)」に依頼 ──> 伐採料金の支払い(出張費+作業費)
このように、別々の業者に依頼をすることになります。
造園屋さんは木を切るプロですが、蜂の駆除はできません(蜂がいる状態では木を切ってくれないことも多いです)。逆に、一般的な害虫駆除業者は蜂を退治したらそれで終わりで、チェーンソーを持って木を根元から切り倒すような本格的な造園技術は持っていません。
結果として、「別々の日に、2つの業者を呼ぶ」ことになり、それぞれに基本料金や出張費、人件費が発生するため、トータルの費用は非常に高額になってしまいます。
■ 当社なら「なぜ、いっしょに依頼すると安くなるの?」その明確な理由
では、なぜ当社だとセットで安くできるのでしょうか。その理由は非常にシンプルで、明確なコストメリットがあるからです。
最大の理由:『一度の訪問で、両方の作業を同時に完結できるから』
当社には、害虫駆除の技術だけでなく、本格的な庭木の伐採・造園スキルを持った多能工のスタッフが在籍しています。そのため、以下のような効率化が可能になります。
- 出張費・移動コストが1回分で済む: 今回のように片道2時間半かかる現場でも、1回分の往復コストで駆除と伐採の両方を行えます。
- 人件費の大幅な削減: 同じスタッフが、防護服を脱いだ後にそのまま伐採機具(チェーンソーなど)に持ち替えて作業を行うため、無駄な待ち時間や別人員の手配が必要ありません。
- 安全確保がスムーズ: 蜂を駆除した直後の「最も安全が担保された状態」でそのまま木を切ることができるため、作業効率が最大化します。
別々な場合は、日時がそれぞれ異なるため、どうしても通常料金(定価)じゃないと対応できません。しかし、自社でワンストップ対応ができる当社であれば、削れたコストの分をそのまま「セット割引」としてお客様の料金に還元することができるのです。
もし、お申し込みやお問い合わせをいただく際に、「実は庭の木も伸び放題になっていて気になっているので、伐採も一緒にお願いできますか?」と一言声をかけていただけると、大変スムーズにご案内が可能です。 現場を見てその場で見積もりを出し、駆除後にそのままスッキリと木を切り倒すことができます。
7. 総括:空き家管理の重要性と「早期対応」という最大のコスト削減
今回ご紹介した福岡市東区の現場は、まさに「空き家特有のリスク」が凝縮されたケースでした。
空き家は、“気づかない間に巣が進行する”リスクが極めて高い場所です。もし今回の発見があと1ヶ月遅れていたら、スズメバチの巣は巨大化し、近隣住民の方々へ危害が及んでいたかもしれません。また、生い茂った庭木が近隣の敷地へはみ出し、トラブルに発展していた可能性もあります。
今回のように、被害が広がる前の「初期段階」で止められたのは、本当に不幸中の幸いであり、素晴らしいケースでした。早期に発見し、プロの手で根本原因(蜂の巣+庭木)を同時に解決することこそが、長期的に見て一番のコスト削減(お住まいの資産価値維持、トラブル防止)に繋がります。
■ おわりに
皆様のご実家や、管理されている物件、あるいは今お住まいの (普段使っていない裏庭や勝手口)は大丈夫でしょうか?
「もしかしたら…」と思ったら、まずは一度、周囲をぐるっと確認してみてください。そして、もし小さな巣を見つけたり、蜂の羽音が気になったりした場合は、決してご自身で無理をなさらず、私たちプロの手にお任せください。
当社は、片道2時間半の場所であっても、お客様の安心のためにいつでも喜んで駆けつけます。お問い合わせの際は、ぜひ「庭木の伐採セット」についても、お気軽にご相談くださいね。
皆様からのご相談・お問い合わせを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
